子供三人家族の海外&国内旅行!

子連れ海外・国内旅行、特に子供が多い方の参考になればと思います。

2018年台北旅行⑩飛行機の予約編

台北までの飛行機選びに失敗する

 まず結論から申し上げますと、2018年の夏の台北旅行は飛行機選びに失敗しました。2017年はGW明けにバニラエアで予約して、大人2名・子供3名の家族5人の総額131,320円でした。これには、諸税・座席指定料・預入荷物料・支払手数料などが全て込みとなっていました。

 2018年も昨年同様に、意外と良かったバニラエアで行くつもりでしたが、これまた昨年同様にGW明けに予約すれば大丈夫と高を括っていました。しかし、LCCは皆様ご存じの通り、ほぼ毎日料金が変動します。これま出発日までの長さと実際の予約人数により、日々調整されているからです。これを甘く見ていた私は、GW前から料金はチェックしていたのですが、昨年とほぼ同じ料金で推移していたため(実際には昨年よりも安い料金で推移していました)、予約はGW明けで十分だろうと考えました。また、仕事の状況で夏休みの予定が確定しないこともあって、GW明けもなかなか予約できませんでした。

 そんなこんなで5月中旬になって飛行機の料金をチェックすると、当初の料金から大幅に金額が上がっていました。昨年はバニラエアが一番安かったのですが、今年は違いました。以前のブログでも触れたのですが、我が家の航空会社の選び方として、まず重視するのは信頼性です。ではなぜバニラエアはLCCなのに選んでいるかというと、バニラエアがANAの子会社だからです。また日系エアラインなので、確固とした理由はありませんが、何となく信頼できるような気がするからです。

 今回は一番安い航空機は「タイガーエア台湾」というLCCでした。タイガーエアといえば、以前はシンガポールを拠点とするLCCでしたが、チャイナエアラインと組むことでタイガーエア台湾というLCCを立ち上げました。その後、本家のタイガーエアがシンガポール航空の子会社であるスクートに吸収され、現在では台湾が本拠地になっています。

 さて、今回のように一番安い飛行機が海外のLCCだった場合の我が家の判断は「NG」です。現在、世界中でLCCは飛んでおり、事故も少ないことから、恐らくタイガーエア台湾も問題ないとは思うのですが、それでも実際に海外のLCCの事故が目立つのも事実です。例えば、エアアジアも墜落事故を起こしていますし、インドネシアLCCであるライオンエアも昨年事故を起こしました。

 このあたりの航空機事情に興味がある方は、下記のブログに詳しいので、ぜひご参考にしてみてください。世界中の航空会社の安全度が一覧になっています。

 基本的にLCCは、大手航空会社に比べてサービスや機材面で評価が落ちるので、我が家では積極的に乗ることはしませんが、それでも安いことも確かなので、LCCと大手航空会社との料金を比較検討し、LCCの方がかなり安いのであれば、日系のLCCに限り乗ることにするというのが、我が家の方針なのです。

航空機選びで迷う

 さて実際に飛行機を選ぶ時には、まずスカイスキャナーでチェックします。知らない方のために補足説明をさせて頂きますと、スカイスキャナーとはWeb上で、目的地までの航空機を旅行会社別に一括で検索できるサービスで、様々な航空会社の現在の料金が分かります。

 ただし、航空料金は「生もの」なので、毎日需要と供給で料金が変わります。希望の航空会社や時間帯の最も安い料金を狙うならば、毎日このスカイスキャナーをチェックして、大体の料金の傾向をつかみ、あとはタイミングでチケットを入手するのが、最もコスパに優れた方法だと思われます。もしご興味がある方は、下記バナーよりご覧になって下さい。

 ↓↓ お得な航空券をゲットするためには毎日チェックしてみてください ↓↓

 それでは、実際の画面を見ながら、どの航空会社のチケットにしたのか説明したいと思います。なお、この検索画面は今年のものですが、昨年と同じ状況なのでこちらを使っています。

 まずはスカイスキャナーで、行先(今回は台北)と行きと帰りの日付、合計人数(我が家の場合には大人2名と子供3名)を入力して検索し、安い順にソートすると次の画面が出てきます。 

f:id:familytrvl:20190603211037j:plain

  前述の通り、最も安い航空会社はタイガーエア台湾でした。最も安い料金では、羽田発が5:25なので、電車の場合には終電で行って、空港で仮眠することになるでしょうか。我が家は車なので深夜に出れば間に合いますが、その場合、帰りも成田ではなく羽田に帰ってこないと車を羽田に置きっぱなしにすることになり面倒です。

 羽田発・羽田着の場合、上から2番目のフライトですが、値段は111,871円です。もちろん5人の合計ですが、LCCの場合、ここに各種手数料がかかってくるため、我が家のように座席指定や預入荷物を追加すると、約4万円ほどの追加料金が発生することを考慮せねばなりません。従って、このタイガーエア台湾で行く場合には、約14万円ほどだと予想されます。しかし、我が家の基準ではタイガーエア台湾は使わないので、これは却下です。

 次に料金順で出てくるのがピーチエアラインです。こちらはANAの子会社である日系のLCCで我が家の基準も満たしています。また羽田発が早朝、羽田着が深夜のため、車で空港まで行けば、現地滞在時間が長いというメリットもあります。

 画面では料金は5人で137,289円ですが、やはりここにプラス4万円ほど追加料金がかかることを覚悟せねばなりません。

f:id:familytrvl:20190603212157j:plain

 実は私はピーチエアラインは利用したことがないのですが、航空機も古いということもなく、比較的良いという口コミが多いと思います。ただしLCCなので、台風などで欠航した場合には、払い戻しをするか空席のある次回以降のフライトに変更するかの選択しかありません。

 仮に夏休み期間中に行くため、運悪く台風が首都圏を直撃し、フライトが欠航した場合、すでに台北でのホテルは予約しているため、何としても行きたいのが心情です。その場合、払い戻しをして他の航空会社を予約するか、次便以降のフライトに振り替えるかの2択になります。

 ただし夏休み期間中に急に座席が空く可能性は低く、LCCで別便や振り替え便を手配するのは容易ではありません。しかし、大手航空会社で急遽予約するとなると莫大な費用がかかります。

 このように、問題なく出発できればLCCは安く行けるというメリットがありますが、万が一の場合のリスクがあることも承知の上で利用せねばなりません。ちなみに、我が家はLCCには何回か乗ったことがありますが、一度も天候等で欠航したことはないので、そんなに心配する必要もないのかもしれません。

 それでは、ピーチエアライン以降の値段順の航空会社を調べてみましょう。

f:id:familytrvl:20190603213609j:plain

  次に出てくるのは、我が家の本命(だった)バニラエアです。もちろん日系のLCCで、時間帯も悪くありません。成田が遠い方は少々時間がかかりますが、家族5人で160,770円(プラス諸経費)は魅力です。昨年に比べて予約するのが遅くなってしまったため料金は上がりましたが、それでも安いです。

 この時点では、羽田に車で行けば良いので、早朝出発で深夜帰りのピーチエアラインにしようと考えていましたが、ふとバニラエアの下を見ると台湾の大手航空会社であるエバー航空が出ています。時間帯も悪くなく料金は177,099円です。

 単純に料金だけ比べてしまうと、ピーチエアラインは137,289円で、エバー航空よりも安いですが、LCCの落とし穴としてここに支払手数料や預入荷物料金、座席指定料金もかかってくるため、実際にはプラス3~4万円ほどかかります。そう考えると、LCCであるピーチエアラインと大手航空会社であるエバー航空との料金差はほとんどないことが分かります。

 エバー航空は大手航空会社なので、支払手数料や座席指定料金もなく、預入荷物も一人30kgまで無料です。更に機内食やエンターテインメントも充実しています。何よりエバー航空は世界で最も安全とされる評価のとても高い航空会社なのです。またLCCは子供料金などはありませんが、大手航空会社は大人料金よりも安く設定している子供料金があります。

 料金が変わらなければ、皆様ならどちらを選択しますか?我が家の判断はエバー航空でした。

エバー航空に決める

 結局、LCCがお得になるのは、ハイシーズンであれば、かなり前から予定が確定していて飛行機のチケットを購入できる場合だということが分かります。逆にローシーズンであればLCCの方がかなりお得だと思います。

 ちなみにエバー航空以降の航空会社もチェックしてみます。

f:id:familytrvl:20190603221615j:plain

 エバー航空の下には、やはり同じ台湾の大手航空会社であるチャイナエアラインが出てきました。しかし、同じ大手航空会社とは言え、エバー航空チャイナエアラインでは信頼度が違います。私のイメージでは、チャイナエアラインは事故が多いという印象があります。当然、我が家の基準ではNGです。

f:id:familytrvl:20190603221804j:plain

 その下にはエバー航空の別の便が出てきます。エバー航空チャイナエアラインJALANAの良いところは、台北郊外の桃園国際空港以外に、台北の市内にある松山空港に就航していることです。上記のフライトで「TPE」は桃園国際空港、「TSA」は松山空港を表します。

 桃園国際空港から台北市内までは電車やバスで30~60分です。松山空港台北の市内にあるので、例えば圓山大飯店(台北グランドホテル)まではタクシーで15分、シャーウッド台北までは同じくタクシーで5分ほどです。またMRTの駅にも直結しているので、台北駅や中山駅も簡単に行けます。 例えば、往復とも羽田空港松山空港を選択すれば、かなり便利なのは間違いありません。

 取り合えず、更にその先も見ておきます。

f:id:familytrvl:20190603222406j:plain

 次に出てきたのはJALです。桃園国際空港と松山空港ともに就航していますが、料金は20万円を超えています。これでは余りにも高く、我が家では予算オーバーです。

 よく日本語が通じるから日系の大手航空会社を選ぶ方がおられますが、台湾に行く場合には、そんなに心配する必要はないと思います。思っている以上に日本語は通じると思います。海外の航空会社でも日本線には必ず日本語が話せるCAさんが一人はいますし、比較的大きなホテルでも日本語が話せるスタッフは一人はいます。

 ちなみにANAはこれ以上の値段でした。この値段を出すなら、台北ではなく東南アジアに行けてしまう料金です。

 ここまで調べた上でエバー航空の羽田~松山便に狙いを定め、毎日スカイスキャナーでチェックしながら相場をつかみ、ストンと値段が落ちた時を狙ってチケットを予約しました。旅程と料金は以下の通りです。

■フライトスケジュール
BR:エバー航空0189便/エコノミークラス
10:50 羽田 [HND] 発 13:30 台北(松山) [TSA] 着
BR:エバー航空0192便/エコノミークラス
07:40 台北(松山) [TSA] 発 11:45 羽田 [HND] 着

■航空券代金
航空運賃
 大人 27,300円 × 2人 54,600円
 子供 19,800円 × 3人 59,400円
燃油サーチャージ
 大人 5,600円 × 2人 11,200円
 子供 5,600円 × 3人 16,800円
税金等
 大人 4,520円 × 2人 9,040円
 子供 3,230円 × 3人 9,690円

 合計 160,730円

 この値段で予約できたことは本当に運が良かったです。LCCにしていたら、恐らくもっと高い料金になっていたはずです。初めからLCCの自社ホームページでチケットを探していたら、エバー航空にすることはなかったでしょう。やはり、航空会社を一括検索できるスカイスキャナーに感謝です。

エバー航空おすすめポイント

 さて、今回の台北旅行ではエバー航空を利用することになったのですが、エバー航空は、小さなお子様連れにはおすすめのポイントがあります。

f:id:familytrvl:20190603224328j:plain

 それは、このサンリオジェットです。エバー航空ではサンリオで提携して、サンリオのキャラクターがデザインされた飛行機を運行しており、運よくこれに当たれば、飛行機の内装もサンリオ一色、機内食もサンリオ一色という子供(と一部大人も)が大喜びする飛行機があるのです。

 我が家は今回の旅行ではサンリオジェットに当たることはありませんでしたが、現在どの路線で就航しているのかは、エバー航空のホームページで確認できます。

f:id:familytrvl:20190603224602j:plain

 こちらは本日現在(2019年6月3日)の就航状況です。日本線であれば、沖縄・大阪・札幌の一部路線で飛んでいるようです。

 さて次回のブログでは、実際にエバー航空に搭乗した様子をお伝えしますので、よろしければ是非ご覧ください。

 

 ↓↓ 地道にチェックすることが安いチケットをゲットする近道です! ↓↓

  

にほんブログ村 旅行ブログ 子連れ海外旅行へ
にほんブログ村


家族・子連れ旅行ランキング