忠烈祠観光
忠烈祠に観光に行きます
今回のブログでは、ツアーでは行くことは多いが、個人旅行では少しハードルが上がる(と思われる)忠烈祠の観光についてご紹介致します。
まず忠烈祠についてですが、ガイドによると「日本統治時代に護国神社だった場所に、1969年に祖国を守るために亡くなった英霊を祀るために建設された」そうです。衛兵交代が有名で、9時から1時間ごとに交代の儀式が行われ、1回の交代に30分ぐらいかかります。
陸海空のそれぞれの軍のエリートだけがこの任務に就けるそうですが、台湾人のガイドさんの説明を横から聞いていると、最近では“見かけ重視”で観光となってしまっているということです。しかし、確かにイケメン揃いだとは思いますが、神聖な場所を守っている軍人さんには違いないので戦えば強いのだと思います。
忠烈祠は台北市内の北側に位置し、ガイドブックには「圓山駅からタクシーで5分」とのアクセル情報があります。それはそれで間違いではないのですが、圓山駅までの電車代を考えると、台北市内では遠くても20分~30分もあれば着きます。人数が多い場合はタクシーの方がお得です。台湾のタクシーはぼったくられることは非常に少ない
(私は1度もありません)ので、タクシーがおすすめです。
今回は、たまたま私の宿泊先が、忠烈祠からは一番近いホテルだと思われる圓山大飯店(台北グランドホテル)だったため、ここから直接忠烈祠に向かうことにしました。
私が宿泊していた圓山大飯店(台北グランドホテル)の部屋はジュニアスイートルームで、本館の東側に位置したのですが、実は部屋から忠烈祠が見えるのです。と言いますか、正確にはビルに隠れて見えないのですが、写真の矢印あたりなのです。左下に見えるのがホテルのプールなので、そこから歩いて5分ぐらいで着きそうな距離感です。
そこでホテルのレセプションの方に聞いてみると、歩いて行けないことはないが15分ぐらいかかるとのことで、行きはタクシーで向かいました。圓山大飯店(台北グランドホテル)から忠烈祠までは写真の通りで本当に近く、タクシーで5分もかかりませんでした。
ただし、帰りは忠烈祠の正門前には客待ちのタクシーはなかったので、ホテルまで歩いて帰りました。歩くと確かに15~20分ぐらいかかります。また、圓山大飯店(台北グランドホテル)は丘の上にあるので、ホテルまで急な階段を上らなければなりません。暑い中でこの距離を歩けば、たちまち汗だくです。比較的涼しい季節であれば、圓山大飯店(台北グランドホテル)から忠烈祠まで歩いて行くのは全く問題ないでしょう。逆に圓山駅から歩いて行くのは、道路が非常に危ないため止めた方が良いです。
台北市内からタクシーで来た場合に、帰りはどうするかというと、同じように誰かが乗ってきたタクシーをつかまえて、台北市内に戻ればよいと思います。また、路線バスなどもあるようなので、慣れている方は路線バスでも良いかもしれません。
そんな訳で、朝一番の9時からの衛兵交代を見るべく、ホテルからタクシーで忠烈祠に向かいました。思っていたよりも早く着いてしまたので、他の観光客は全くいませんでしたが、忠烈祠の正門前は日差しを遮るものがなく、夏の日差しがとても強烈なので、正門脇の観光案内板を日よけ代わりにして待っていました。
9時近くなると、主にツアーだと思われる団体客が増え始めたので正門前に移動しました。既に正門には2人の衛兵さんが直立不動で立っております。この方々は9時になったら交代なのでしょう。
9時少し前に正門が開き、中に入れるようになります。入場料などはないのでゾロゾロと中に入りますが、これから衛兵さん達が歩いて行く道筋は空けておかなければなりません。特に柵などはないので、何となく衛兵さんの通り道を空けておきます。
衛兵さんがどこから出てくるかというと、正門を入ってすぐ左手にある宿舎のような場所からです。
行進というと、バッキンガム宮殿の衛兵交代を思い出しますが、想像よりもゆっくりしたスピードで進みます。まずは奥の建物まで行進して交代をして、再び戻ってきて正門の2人と交代します。
両脇に柵があるのは最初だけで、この後は衛兵さんに続いてゾロゾロとついていきます。ゆっくり進んでいくのでこちらもゆっくりになるのですが、日を遮るものがないので夏は非常に暑いです。帽子と水分は必携です!
よく見ると衛兵さんの足元に5本の線がありますが、これは長年の行進でついた跡だと思われます。
この奥の建物での衛兵交代の写真をWeb上で見かけますが、我が家が行った時は入れませんでした。この時だけでいつもは入れるのかは不明です。今回は、奥に二人が交代するのを遠巻きに見ながら、衛兵さんが帰ってくるのを待ちます。
ふと気づくと、周りの人たちが正門方向にさっさと帰っていきます。待っているのは我が家だけです。一瞬、これでおしまいなのかとも思いましたが、その訳は後ほど分かることになります。
正門から奥の宮殿のような建物までの間には、いろいろな中華風の建物があります。どれも立ち入り禁止とのことで、ここが神聖な場所とされていることが分かります。
すっかり取り残された我が家ですが、正門付近では観光客が柵の周りを陣取っています。実は、奥の建物の衛兵交代は見れないのですが、正門のところに立っていた2人の衛兵さんの交代の儀式は間近で見れるのです。
正門の衛兵の交代式
正門の二人との衛兵交代の儀式(?)が始まりました。観光ガイドによると、衛兵さんが持っている銃剣は重さが6kgということで、これを持ってこれだけの動作を一糸乱れることなく務めるのは大変なことです。
この正門の衛兵交代ですが、正式な手順なのか、観光用のパフォーマンスなのかは不明ですが、周りにいる日本語の観光ガイドさんの話を漏れ聞くに、「観光用」ということです。しかし、日本では同じようなものは見られないので、子供たちは真剣に見ていました。
交代完了です。奥の宮殿の二人と正門の二人と交代して宿舎に帰ります。ご苦労様でした。行進や交代は時間をかけて行いますが、最後は結構あっさり帰っていきます。
以上、忠烈祠の観光レポートでした。夏の暑い季節に行くのであれば、かなり暑くなるので、曇っている時に行くか、帽子や飲み物を持っていくことをおすすめします。
次回からは、台北のお買い物スポット等をご紹介しようと考えていますので、もし宜しければまたご覧ください。
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