子供三人家族の海外&国内旅行!

子連れ海外・国内旅行、特に子供が多い方の参考になればと思います。

岩手の素敵な民泊「はこや」①

岩手県の民泊施設を探す

 今回ご紹介するのは、岩手県の素敵な民泊施設「はこや」です。これまで様々なホテルや民泊施設にも宿泊してきましたが、間違いなく一番素敵な場所でした。本当は内緒にしておきたいのですが、皆さんにも是非この素晴らしい場所を体験して欲しいので、ご紹介することにしました。

 東北はあまり人気がない観光地だと言われるのですが、私は今住んでいる場所を除けば、住んでも良いと思うのは東北、特に岩手県です。行ってみれば分かるのですが、首都圏近郊の観光地では、自然といっても人の手の入った自然が多いですが、岩手県辺りまで来ると、手つかずの自然がまだ残っています。

 また古代からの文化圏というかルーツが異なるため、独特の自然と雰囲気があります。遠野に代表されるように、明治あたりまでは山人や異人を身近に感じる生活をしていた場所もありますし、世界的に有名な宮沢賢治を生んだ土地でもあります。

 実際に行ってみれば、自然のレベルが違うことに気付くはずです。私は大学生の時に、遠野物語宮沢賢治でレポートを書いていたので、行ったことがあったのですが、今回あれから四半世紀以上経ち、再訪したい気持ちが高まり、家族5人で行くことにしました。

 さすがに家族5人ともなると、予約できるホテルや旅館も少なく、あったとしても非常に高額になってしまいます。以前から国内旅行をする時は民泊を使っているのですが、今回も岩手県で民泊を利用することにして、Airbnbで探すことにしました。

 いざ探してみると、京都などの人気の観光地と比べればまだまだ少なく、特に岩手県秋田県は少なく感じました。私が民泊を利用する時は、極力古民家を利用した施設を探すようにしているのですが、その条件に当てはまり、なおかつスーパーホスト(民泊のホストの中でも特に評価が高い方々)で、満足度が高い施設となると、今回ご紹介する「はこや」を見つけました。

箪笥工房宿はこや

 はこやについて簡単に説明しますと、岩手県紫波町にあります。知らない方もいらっしゃるかもしれませんが、盛岡市の下に位置し、盛岡市からは車で30分弱、東北道の最寄りのインターからも20分弱です。立地が良いので、盛岡や小岩井農場、遠野や平泉など、こちらを拠点に岩手県全域、少し足を延ばせば秋田県青森県にも行けます。

 また一番のポイントは、ホストの木戸さんが「スーパーホスト」であること。スーパーホストとは、特に高評価をされた民泊のホストのことです。ホストの木戸さんは本当に親切で、滞在中はお世話になりました。奥様がホストで旦那様が箪笥職人ということですが、親切なご夫婦でいろいろと教えて頂きました。ホストに会うためにここを訪れる人がいるというのも納得です。

 はこやは里山の風景を色濃く残した場所に立地しており、夜は静かで真っ暗です。首都圏の子供たちはびっくりすると思いますが、該当もないので本当に真っ暗です。その代わり夜の星の多さにもびっくりするでしょう。 一番近くのコンビニまでは7分、大型スーパーにも15分ほどで行けるので、全く不便さは感じません。

 それでは早速、多くの方に泊まって頂きたい箪笥工房宿はこやを詳細にご紹介していきます。写真が多いため、3回~4回のシリーズでご紹介する予定ですので、お付き合い下さい。

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 こちらが、はこやです。ご覧の通り古民家を利用していますが、リノベーションをしっかりされているので、中はとても綺麗です。田舎に帰省したような雰囲気がありますよね。

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 はこやの前には、このような味わいのある看板があります。通り過ぎることはないと思うのですが、念の為、ナビを設定すると良いと思います。後ろ見えるのはトマトのハウスで、宿泊者であれば自由に収穫して頂くことができますが、それについては次回以降のブログでご紹介します。

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 縁側と網戸と簾。田舎の3点セットですね。ちなみに訪問時は8月のど真ん中でしたが、クーラーは使いませんでした。網戸がちょうど良いくらいで、雨が降ると逆に寒かったです。避暑にはちょうど良い気候です。

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 ここが私の一押しポイント。母屋の裏口に作られた贅沢空間。ここからの眺めが素晴らしいので、日が暮れるまでの時間をまったり過ごしていました。朝ごはんを食べたり、夜は星空の下でお酒を飲むのも良いかもしれません。

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 どうですか、この眺め!写真では分からないかもしれませんが、この風景を眺めながらゆっくりと時間が過ぎるのを楽しむ。最高の贅沢です。夜になると真っ暗なので、向こうから車が来ると、トトロのネコバスが来たように見えます。

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 目の前の道の反対側には、この水田が広がります。正面奥の森の淵の辺りで、何か白い動物が歩くのを目撃しましたが、ホストによるとカモシカかもしれないとのことです。滅多に出ませんが熊もいるようで、滞在中も少し離れた場所に熊が出たということで、注意喚起がされていました。

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 少し道を下ったところから見たはこやです。ご覧の通り街灯は全くありませんが。この道の奥にも住んでいる方が結構いるということで、車通りは思ったよりもあります。左の赤い屋根の建物は現在改装中で、ホストによると様々な体験ができたり、旅行者と地元の方々が交流できるような場所を作りたいとのことです。

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 こちらがその改装中の建物です。ホスト自ら様々なアイデアで、古民家をグレードアップされているので、次に行った時に何か新しいものが増えているのか楽しみです。

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 こちらは先程の素敵なスペースにある裏口です。こちらからリビングルームに出入りできます。滞在型の方は、こちらから出入りすることが多いと思います。畑に行くときは、正面の白いキャビネットの中に長靴があるので使わせて頂きましょう。ビニールサンダルが見えますが、これも借りることができました。

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 先程の写真で洗濯機が見えましたが、この洗濯機も無料で使うことができます。新しい洗濯機ですが、珍しい二層式です。そういえば昔は二層式洗濯機でしたよね。当然子供たちは初めてみる洗濯機で興味津々でした。私ぐらいの年代がギリギリ使ったことがある年代でしょうか?洗剤も横にあります。

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 二層式洗濯機を使ったことがなくても大丈夫。このように使い方を詳しく書いてくれています。はこやは至る所にこのような説明書きがあり、これを読めば誰でもこちらのルールを理解することができます。また、全ての注意書きに英語が併記されているので、外国人の方でも安心して宿泊することができます。実際に訪問ノートを見ると多くの外国人の方が宿泊されています。

はこやの中に入ってみる

 それではここからは、はこやの中の設備や様子をご紹介します。

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 まずはこちら、玄関の横に設置してある許認可証です。ちゃんと県の認証を受けている施設という証明です。緊急連絡先は個人情報なので消しましたが、実際にはちゃんと書いてあるので安心して利用することができます。

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 こちらは玄関です。下駄箱にはスリッパがあるので使わせて頂きます。我が家は、出かける時は玄関から出ますが、それ以外は裏口の勝手口を使うことが多かったです。

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 玄関のところに早速、こちらで過ごすためのヒントがありました。もちろん、英語でも平気してあり、非常に分かりやすいです。これまでのお客様の意見などをふまえて、少しずつこのようなアドバイスや注意書きを増やしていったそうです。これらは蓄積されたノウハウなので、実践すると快適さが増すと思います。

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 門燈のスイッチはどこ?と思っても、このように分かりやすく表示されているので、全く迷うことはありません。

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 玄関を入ったところには、ガイドブック等が置いてあります。それ以外にも応急箱やアルコール消毒液も設置してあります。

居心地の良いリビングルーム

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 こちらがリビングルームです。窓際には座り心地の良いソファがあります。漆喰で綺麗にリノベされた壁は綺麗で、正方形の小窓はその右側にあるフタのようなものでカパっとはめるようにすれば閉めることができます。

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 このソファが何とも言えず快適で、子供たちのお気に入りのスペースとなりました。このリビングルームには冷暖房があります。扇風機もあります。夏場でもクーラーをつけずに、窓からの心地よい風でちょうど良いくらいです。

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 リビングルームにあるダイニングテーブルです。大きいので使いやすいです。奥は台所です。見えづらいですが、真ん中に茶色のドアが見えますが、こちらが裏口から出る勝手口です。ここを開けて出ると、ページ上部にあるように素敵な屋外施設があります。野菜採りに行く時も、こちらの勝手口を使っていました。

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 リビングルームには(リビングルームとダイニングループは繋がっているので、リビング・ダイニングですが)、宿泊者用のゲストブックや畑にある野菜の種類等のインフォメーションがあります。

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 このゲストブックを見ると、外国人の方も結構宿泊しているのが分かります。せっかくなので、これから宿泊する皆様も書かれてはいかがでしょうか?その上の募金箱は、野菜を収穫させて頂いたら、その感謝の気持ちとして里山整備協力金に募金しましょう。(イヤホンは私のものなので、はこやの設備ではありません)

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 その上には、現在どの場所にどんな野菜があるのかが分かるようになった地図があります。こう見ると、敷地はかなり広いことが分かります。具体的な野菜収穫の様子は次回以降のブログでご紹介致します。我が家は、毎日その日に食べる分だけ収穫させて頂き、新鮮な状態で食べました。

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 熊注意の張り紙がありますが、岩手県を旅行してみると「熊出没注意」という看板をよく見かけます。それだけ自然と人間が近いということです。長年こちらで暮らすホストも、一度だけ見かけたそうです。人里にはほとんど現れないようですが、野菜採り等に行く時は念のため、洗濯機のところにある「熊鈴」をつけて行きましょう。

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 ダイニングテーブルの上には、宿泊者用の注意書きや電気のリモコン、部屋の鍵等がまとめられていました。コロナ対策で、ホストに会わないよう希望する方向けにこのように分かりやすく置いているとのことです。しかし、スーパーホスト木戸さんに会わないのは、はっきり言ってもったいないです。適度で心地よいおもてないが最高ですよ!

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 こちらはリビングルームの窓です。外には綺麗な水田が広がります。耳を澄ませば、せせらぎの音も聞こえます。残念ながら蛍はいませんでした。季節的に少し遅かったようです。以前岩手に来た時に、多くの蛍を見てそれが強く記憶に残っています。

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 その窓に貼ってある注意書きです。確かに夜は真っ暗なので、少しでも明かりが点いていると虫が集まってきます。虫が嫌いな子供たちは、初めはヒーヒー言っていましたが、最後にはかなり慣れたのか、何も言わなくなりました。

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 夕暮れの里山の風景です。このような夕焼けを見ながら日が暮れ行くのをぼんやりと見るということが、都会生活では全くないことに気付きます。これが一番の贅沢ではないでしょうか。

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 はこやにも夜が訪れようとしています。そろそろ写真もかなりたくさん掲載したので、「岩手の素敵な民泊はこや」の第1回目はこの辺でおしまいにしたいと思います。次回は、はこやの部屋や設備などを中心に、詳細な情報をお伝えしていきますので、宜しければ是非ご覧ください。

 

 

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