子供三人家族の海外&国内旅行!

子連れ海外・国内旅行、特に子供が多い方の参考になればと思います。

マレーシア国立モスク(マスジッドネガラ)旅行記

美しきイスラム建築

 クアラルンプール近郊のモスクというと、ブルーモスクとピンクモスクが有名ですが、市内から最も近くて大きいモスクは、マレーシア国立モスク(マスジッドネガラ)です。収容人数は約1万5千人、皆様がイメージするモスクとは外観が異なるかもしれませんが、近代的で模様が美しいモスクです。

 ブルーモスクやピンクモスクは、クアラルンプール市内から少し距離がありますが、国立モスクは、市内どこからでもアクセスが容易です。我が家は、宿泊したサービスアパートメントから、グラブを利用して国立モスクまで行きましたが、その時の様子やグラブの使い方については下記のブログをご参照ください。

 それでは早速、国立モスクに行ってみたいと思います。

 

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  我が家が宿泊したサービスアパートメントであるパークロイヤルサービスドスイーツは、ブキッビンタン地区にありましたが、そこからグラブを使って約15分で、国立モスクも正門に着きました。途中渋滞していたので時間がかかりましたが、渋滞がなければ、ブキッビンタン地区やKLCC地区からでも車で10分もあれば着きます。

 

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 入口から見えるこのミナレット(尖塔)が印象的です。マレーシアで最大級のモスクということで期待が高鳴ります。 訪れた日は平日で、時刻は午前11時頃でした。

 

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 国立モスクの正門前はちょっとした広場のようになっていて、食べ物や飲み物を販売する屋台などがあります。グラブやタクシー、ツアー等も全てここで下車することになります。

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 それでは階段を上って正門から入場してみましょう。国立モスクには、正門以外にも入場する場所はあるようですが、観光客はほぼこちらの正門から入退場していました。

 

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 正門から進むと受付があるのですが、その受付の前にこのような看板がありました。マレーシアはクアラルンプール国際空港でもそうでしたが、日本語が併記されている看板が結構あります。

 

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 こちらの受付でノートに名前を書きます。右奥の下駄箱のような台に靴を置きます。モスクの中は土足で歩くことはできません。

 

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 女性のみ、こちらで髪と体を隠すガウンのようなものを借りて着ることになります。もしくは係の方が着けている黒いヒジャブでもOKです。男性と子供は着ける必要はありませんが、ノースリーブに短パンとかであれば、男性でもこれを着けなければなりません。また、希望すれば誰でも借りることができますので、イスラム文化を体験する意味でも、着てみてはどうでしょうか。

 

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 入口で身なりを整え、階段を上ったところがこちらです。ご覧の通り、至る所にマレーシアの国旗があります。マレーシアでは国立モスクだけではなく、街中に国旗が掲揚されています。マレーシアの国旗は元々美しいデザインですが、街中にそれが飾ってあるということは愛国心の高さが伺えます。日本もせっかく美しい国旗があるのですから、マレーシアを見習って、街中に国旗を掲揚してはどうかと思います。

 

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 テラスから遠くを見ると、KLタワーが見えました。別の日にKLタワーにも行きましたが、向こうからも国立モスクが見えました。ツインタワーは見えませんでした。

 

モスクの中の幾何学模様が素晴らしい

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  こちらは礼拝堂から出たスペースの壁ですが、見事な幾何学模様です。この方が普通の壁よりも風通しも良いので、エコで非常に合理的です。

 

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 こうして見ると、ガウンを着けた方が多いですが、全て女性という訳ではなく、男性で薄着の方や、記念にということで自ら希望して着ている方もいます。

 

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 テラスから外を見ると、セントレジスホテルが見えました。三連のビルの一番右側です。こう見ると近そうですが、歩くと結構遠いです。

 

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 モスク内にはこのような水路や噴水が至る所にあり、それだけで涼しげな気持ちになります。右側の建物はミナレットの底部です。入ることはできません。

 

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 国立モスクには、イスラム教徒しか入れない礼拝堂と、その外側にある誰でも入れる礼拝スペースに分かれます。こちらは礼拝スペースの壁面です。内側から見てもとても綺麗な幾何学模様です。

 

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 礼拝スペースの柱も綺麗に等間隔に配置されており、床の模様も綺麗な図形を描いています。全体的に風通しが良いので、外は暑くても中は涼しいです。

 

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 礼拝スペースの天井です。自然光とライトが絶妙なバランスで配置されています。天井の模様を見るだけでも、イスラム建築の美しさが分かります。

 

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 礼拝スペースを遠くから見てみます。柱も所々、違う色のものがあります。こういうのをいわゆる「インスタ映えする」というのでしょう。写真を撮っている観光客の方がたくさんいました。

 

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 こちらはイスラム教徒の方々しか入れない礼拝堂です。イスラム教徒ではない方々は、外から写真を撮ることだけはOKです。

 

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 礼拝堂の壁面も素晴らしい幾何学模様です。神様の絵を描いてはいけないイスラム建築ですが、そういう制約があるからこそ、このような美しい模様で表現するセンスが抜群なのでしょう。

 

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 国立モスクに水を持ってくるのを忘れても大丈夫です。1リンギット(約30円)で水を売っています。

 

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 このようなイスラム建築の噴水を見ると、スペインのアルハンブラ宮殿のパティオを思い出しました。このシンメトリーの美しさを見るために、国立モスクに来たと言っても過言ではありません。

 

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 この奥はホールになっていて、勉強会などが行われるスペースだということで、観光客で行く方はいませんでした。

 

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 左側の建物が礼拝堂で、噴水を挟んでこの通路があります。奥の右手の階段を降りると、ガウン等を借りた入口に着きます。

 

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 イスラム教徒の方しか入れない礼拝堂を外側から見ます。屋根の形も独特で綺麗です。上から見ると星型に見えると思われます。

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 珍しいので思わずパチリ。イスラム数字の時計です。「1」と「9」だけは一緒なんですね。こんなところでも、イスラム圏の国に来たんだなと、改めて思いました。

 

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 こちらは国立モスクの庭です。庭も左右対称の幾何学模様です。直射日光に当たるとやはり暑いので、こちらに出ている人はいませんでした。

 

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 テラスから入口の正門方向を見たところです。奥に見える重厚な建物は、旧クアラルンプール駅です。イスラムと西洋の建築様式が合わさったような建物です。

 

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 国立モスクの中には、1軒だけこの売店があります。水とかお土産ものがあります。ヒジャブ(黒い被り物)も売っていました。

 

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 正門から出てきました。客待ちのタクシーもいますし、グラブで配車する時もこちらの広場になります。国立モスクの前の道を右方面に歩いてすぐの場所に、イスラム美術館があるそうです。今回は時間の都合で行けませんでしたが、こちらも素晴らしいイスラム美術があるということで、次回は必ず行こうと思いました。

 以上で国立モスクのブログを終わりますが、クアラルンプールの気軽に行けるモスクとして、こちらはおすすめです。クアラルンプールにお出掛けの際には、是非足を運んで、美しいイスラム建築に触れることをおすすめします。

 

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